今から10年以上昔の話で恐縮ですが、当時毎週のように通っていた霞ヶ浦で、GW前後くらいからバイブレーションプラグのリフト&フォールが流行していました。第n次バスブームで、とあるエリアには5mおきくらいにオカッパリアングラーがいてほとんどの人がバイブレーションをジャラジャラ鳴らしながらリフト&フォールしていました。そんな中僕と友人たちは、AR-45というイモグラブ系のノーシンカーで沖のブレイクを狙って釣っていました。その結果は我々が爆釣して回りの人もノーシンカーに切り替えた人はそこそこ釣れました。
逆の話もあります。全く同じ場所でノーシンカーで釣っている我々を横目にバイブレーションで爆釣している人がいて慌ててバイブレーションにルアーチェンジして釣ったこともあります。
似たような経験をされた方はたくさんいらっしゃると思いますが、ルアーの音はバスにとってどんなものだろうと疑問に思っていました。しかしとある動画を観てその疑問が解消されました。その動画から分かったことを列記しますと、
・ザリガニ等の甲殻動物は体を動かすとカチカチやパチパチと音を鳴らす。
・バスの捕食音もカチカチと音がする。(特にフィーディング時)
・上の2つはバイブレーションの水中での音と類似している。
・POP-Rのポップ音は小魚の捕食音に似ている。
ここからは僕の勝手な想像ですが、様々なルアー音はバスにとってライブベイトの音だったり、他のバスがフィーディングしている音であるということです。つまり腹を空かせたバスを狙う釣りです。勿論、プリスポーン~スポーニングの時期は侵入者の排除としてのバイトもあると思います。いずれにしても高活性なバスを狙う釣りと言えるかも知れません。
ところで、水中の音はどのくらいの距離まで届くのでしょう?。これは海での話しですが、鯨は歌を歌うことをご存知でしょうか?これには流行があってある集団で歌われている歌が数百km離れた別の群れまで伝わりその歌が流行するという話を聞いたことがあります。また音は水中で空気中より約4倍の速さで伝わります。
これらのことからラトル等の音を発生させるルアーはバスが高活性時に遠くのバスを引き寄せることができると言えるかもしれません。
蛇足ながらバイブレーションも和製英語です。アメリカではリップレスクランクベイトと言います。但しTDバイブやDUELのバイブがアメリカでも浸透したため、バイブやバイブレーションでも通用するようです。
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