トップウォーターが釣れる理由

僕は1994年~1996年くらいまでブラックバスを飼育していました。ちなみに当時は合法です。餌は近くの熱帯魚屋から買ってきた小魚やミミズ・モエビ等を食べさせていました。飼い始めは22cmくらいのちびでしたが、1996年には35cmくらいまで大きくなっていました。この飼っていたバスは飼育を始めて、3回目くらいから餌(20~30匹の小魚)を与えると8割~9割の確率で水槽の角・水面に魚を誘導し食べるようになりました。また不意に小魚が水槽の角に来ると猛然と食べに行くこともありました。

 また2000年前後だと記憶していますが、潮来釣具センターで池原で釣れたロクマルが水槽で飼われていました。餌としてデメキン(男性のこぶしくらいのボディだったと記憶していますが)をその水槽にいれるとそのロクマルは約10分くらいかけてデメキンを水槽の角・水面へと追い詰め一瞬で丸呑みしました。

 サイズの違いや飼育された期間の違いがあるとは言え、この2つの事柄は「バスが水槽の角の水面付近で捕食」するという共通点があります。これを実際の釣り場で考えると、バスは「岸際の水面付近で餌を捕食する。」とも言えるでしょう。そして僕自身のトップウォーターでの釣果を思い出すと、アシぎわだったり、護岸ぎわ、水門のきわなどが圧倒的に多い(これはトップウォーターだけではないですが・・・)。そして初めてトップで釣ったときはバックラッシュを直している最中(笑)。今思い出せば、無意識のほっとけと、ラインを微妙に動かすシバリングが功を奏してバスが飛び出してきたのかもしれません。

 ある本でバスは肉食魚の割りに捕食が上手くないと読んだことがあります。また水面は魚の逃げ場が無いためバスに捕食されやすいということも読んだことがあります。ましてや、壁やシャローの岸なんかは魚の逃げ場が無い。つまり捕食があまり上手ではないブラックバスという魚は、水面(シャローの岸や護岸ならばなお良い)にいる逃げ場が無い魚を狙って食べる傾向が強いといえると思います。
 
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