ジャーキングとトゥイッチング

雑誌なんかでよく書かれていますが、直訳するとジャーキングはガクガク動く,トゥイッチングはぴくぴく動くことだそうです。僕の中ではジャーキングはきびきび泳ぐ魚を演出することで、トゥイッチングはふらふら泳ぐ魚を演出することです。
言い換えるとジャーキングはバスにとっては邪魔者もしくは活きのいい餌で、トゥイッチングはバスにとっては食べやすい元気の無い魚というイメージです。
 従ってジャーキングとトゥイッチングでは当然ロッドワークが違いますし、キルの時間も変わります。最近の日本のルアーはサスペンドが主流なのでキル=そのままですが、ラトリンログやラパラフローティングではキル=浮く+キックバックという動作が入ります。(僕はまだまだ修行が足りないので自分が思ったとおりのロッドワークができていないため狙い通りのキックバックやジャーキングができていませんが。)
 特にラパラフローティングはキルしたときのバイトが圧倒的に多いです。キルしてふらふらと浮いている最中にバスの姿が見えてためらいなくバイトします。そのときバスは前方以外のあらゆる角度からバイトします。
しかしサスペンドタイプはバスが追っかけてきて後方からバイトすることが圧倒的に多いと思います。そしてルアーをバスに見切られることも圧倒的に多いです。経験上サスペンドが良い時期・タイミングがありますが、フローティングのほうがバイトを誘発させやすいです。

 僕はジャーキングよりトゥイッチングのほうが移動距離を少なくするように心がけています。キルは浮かぶまで時間を取ることもあります。死にかけている魚を見たことがある人は分かると思いますが、そういう魚は水面を浮いたり沈んだりしながら、最後は腹を上にして漂うものです。特に朝夕のフィーディングタイム・秋はバスが空腹であることを考慮するとトゥイッチングから試してみると良いかもしれません。但し小魚を追っかけてボイルが起こっているときなどはジャーキングのほうが効果的な場合もあります。

 どんな季節でも時間でもミノーのジャーキングとトゥイッチングは釣れますが、唯一苦手なのでは強風のときです。これは1990年代にミノーを得意としていたジョージコクランさんもおっしゃっていましたが、風が強いと理想的な動きが出しずらくなります。そういうときにはスピナーベイトにルアーチェンジをお勧めします。

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