以前書きましたが、ベイトフィネスとは和製英語です(笑)。フィネスは巧妙な処理・技巧・策略という意味があるそうです。ベイトは餌やルアーのことです。直訳すると餌の巧妙な処理と言ったところでしょうか(笑)。
フィネスフィッシングという言葉が日本で使われるようになったのは、チームダイワのバスプロであったヒド・ギブドン氏が来日してからだと覚えています。当時彼はライトリグをスピニングリールで釣っていました。僕の記憶が正しければ、ベイトリールも使用しており、その際日本のアングラーが「ベイトリールはフィネスではないのでは?」という感じの質問をしましたが、彼は「フィネスフィッシングとは使用するリールやルアーの重さでは無い。」というような回答をしました。
あまり変な用語を使いたくないのでちょっと調べてみました。
1. ライン・ロッド・リールとルアー(チューブ・ワーム・グラブや小さなサイズのその他ソフトベイト)のライトタックルを使用することが特徴的なテクニックである。よくクリアウォーターや整備された水域で使われる。
2.ルアーを意図的にスローにリトリーブしたり、様々なロッドポッピングをしたりして、やる気の無いバスのバイトを誘うテクニック。
5つの用語集を調べましたが、1の説明が圧倒的に多いです。でも本来の”フィネス”=技巧という意味では2の説明がしっくりきます。なのでヒドギブドン氏がおっしゃっていたフィネスフィッシングとは2ではないかと推測します。
和製英語「ベイトフィネス」という言葉はフィネスは1のことを意味し、ベイトは軽量ルアーを投げることができるベイトリールを意味します。
では軽量ルアーって従来のベイトリールでキャストできなかったというとそうではないです。ダイワは10年以上前からリベルトピクシーを発売していましたし、通常のベイトリールでもブレーキの調整で20mくらいまではキャスト可能でした。リールメーカーが売りたいが為の謳い文句ではないかと思います。
今から20年以上前、チューブワームに1/16ozのグライダーシンカーをセットし8lb~10lbのラインで20mくらいは投げていましたので、ラインがもっと細くなればもっと飛ぶと思います。但し、今のベイトリールでは起こりずらいかもしれませんが、バックラッシュすると本体とスプールの間にラインが挟まって苦労しました。
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