バスフィッシングの教科書 その5 The Answer

このThe Answerはヒロ内藤さんがアメリカで培ったリアルバスフィッシングの全てを明かす。ハウツーDVDです。
Game1ではバスの生態学
Game2ではタックル戦略
Game3ではフィールド学
Game4,5ではゲーム構築学
という内容で全5巻発売されています。
 僕はこの世の魚でこれだけ研究されその生態を調べられているのは、ブラックバスだけじゃないか?と思うくらいブラックバスはアメリカで研究されています。ヒロ内藤さんのこれらのDVDはそれらの研究結果を実際に映像としてみることができます(Game1)。
 Game2でのタックルの組み方や、ルアーのスイミングデータファイル(特典)など日本のアングラー・ルアーメーカーがあまり明示しない事柄も詳しく分かります。
 Game3のフィールド学ではストラクチャーとカバーの攻め方が丁寧に解説されています。
 Game4,5ではゲームの組み立て方,バスの探し方等を実践しながら解説されています。
ここ最近のバスフィッシングDVDでは非常に勉強になった5本です。オカッパリの釣りでも非常に参考になると思います。


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ベイトフィッシュの観察 その1 アメリカザリガニ

 最近あまり見かけなくなったアメリカザリガニ※1。子供の頃、近所のため池や陥落池※2で、竿はセイタカアワダチソウ※3、糸はたこ糸、煮干を糸で縛って釣っていました。
 煮干を入れてしばらくすると、その匂いを嗅ぎつけて池の深いほうから、1匹また1匹と煮干に近づいてきますが、本当にゆっくりとした動きです。そして4~5匹がその煮干を取り囲み様子を伺います。そしてそのうちの1匹が近づいていきハサミを使って食べ始める瞬間にゆっくりと竿を持ち上げゆっくりと岸に引き上げれば1匹釣ることができます。
 このザリガニのサイトフィッシングから得たことはエビの仲間は通常は前進しますが、逃げるときは尻尾を丸め後退します。後退するときは泥をかきあげながらピョンピョン跳ねて逃げるのが多いですが、中には水面に飛び出ることもありますし、水から出て。(陸上に上がるのはザリガニくらいですが)岸の草むらに逃げ込むときもあります。
 これらのことは、僕がバスフィッシングを始めてかなり役に立ちました。どういう場所にベイトフィッシュがいるのか?彼らの行動はどういう格好が捕食行動で、どういう格好が威嚇行動で、本当に逃げるときの速さはどのくらいで・・・・などなど。
 色んな釣りをしたり、水生生物の観察をすることはバスフィッシングの引き出しを増やすことになると思います。釣れないときは是非水辺観察をしてみて下さい。
 ※1 アメリカザリガニも特定外来生物です。
 ※2 陥落池:僕の地元では炭鉱の坑道(トンネル)が崩れて地盤沈下が起こりその窪みに水が溜まって池になったものを陥落池と呼んでいます。
 ※3 セイタカアワダチソウは外来種です。

 

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BPS購入 StrikeKing Sexy Spoon

久々のBass Pro Shopsで購入したルアーの紹介です。
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ストライクキング セクシースプーンです。以前に超大型スプーンの紹介はさせて頂きましたが、3.5ozもするルアーを投げるロッドなど持っていませんし、あまり異端なルアーは使いたくないのでこちらを購入しました。
1980~90年代のルアー雑誌には冬に釣れるルアーとしてスプーン,ジグスプーン,ジグスピナー等があげられていました。その当時、地元の釣具屋(1に安全、2にマナーのCMでしたねぇ)には小型のスプーンしか置いていなくて、それで釣っていましたが釣れた記憶が全く無いです(笑)。この冬こそ一度試してスプーンで初バスをキャッチしたいものです。
 ちなみにこの”セクシー”はアメリカの流行語のようです。
日本でもダイワがD-SPOONというのを販売しているようです。これはカラーが豊富です。1.5ozと3/4oz
またノリーズもダイラッカというスプーンを出してします。使ってみたいと思うのですが重さが38gもあり、オカッパリで使用するにはキャスティングもロッドワークも大変そうなので今のところ買うのは控えています・・・・・・・。


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トップウォーターが釣れる理由

僕は1994年~1996年くらいまでブラックバスを飼育していました。ちなみに当時は合法です。餌は近くの熱帯魚屋から買ってきた小魚やミミズ・モエビ等を食べさせていました。飼い始めは22cmくらいのちびでしたが、1996年には35cmくらいまで大きくなっていました。この飼っていたバスは飼育を始めて、3回目くらいから餌(20~30匹の小魚)を与えると8割~9割の確率で水槽の角・水面に魚を誘導し食べるようになりました。また不意に小魚が水槽の角に来ると猛然と食べに行くこともありました。

 また2000年前後だと記憶していますが、潮来釣具センターで池原で釣れたロクマルが水槽で飼われていました。餌としてデメキン(男性のこぶしくらいのボディだったと記憶していますが)をその水槽にいれるとそのロクマルは約10分くらいかけてデメキンを水槽の角・水面へと追い詰め一瞬で丸呑みしました。

 サイズの違いや飼育された期間の違いがあるとは言え、この2つの事柄は「バスが水槽の角の水面付近で捕食」するという共通点があります。これを実際の釣り場で考えると、バスは「岸際の水面付近で餌を捕食する。」とも言えるでしょう。そして僕自身のトップウォーターでの釣果を思い出すと、アシぎわだったり、護岸ぎわ、水門のきわなどが圧倒的に多い(これはトップウォーターだけではないですが・・・)。そして初めてトップで釣ったときはバックラッシュを直している最中(笑)。今思い出せば、無意識のほっとけと、ラインを微妙に動かすシバリングが功を奏してバスが飛び出してきたのかもしれません。

 ある本でバスは肉食魚の割りに捕食が上手くないと読んだことがあります。また水面は魚の逃げ場が無いためバスに捕食されやすいということも読んだことがあります。ましてや、壁やシャローの岸なんかは魚の逃げ場が無い。つまり捕食があまり上手ではないブラックバスという魚は、水面(シャローの岸や護岸ならばなお良い)にいる逃げ場が無い魚を狙って食べる傾向が強いといえると思います。
 
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水の特性

バスフィッシングの参考になればと思い書いています。
※全て純水として
①密度について
 水は何度のときに一番重い(密度が高い)でしょう?
②溶存酸素量について
 同じ気圧1atmの時に飽和溶存酸素量が一番大きい温度は何度でしょう?
③溶存酸素量が多い水と少ない水ではどちらが透視度が高いでしょう?
①についてご存知の方は多いと思いますが、②,③については意外と知られていないと思います。

答えは
①約4℃(3.8℃~4.2℃)
②0℃
③溶存酸素量が少ないほど透視度は高い。
です。
変温動物である魚類にとっては好都合の特性ではないでしょうか?
冬の寒い時期はあまり動かなくても呼吸ができ、エネルギーを消費する必要が少なく、夏の暑い時期は動かないと呼吸できないけど、エネルギーの効率が上がる(水温が上がっているから)と言えそうです。

 この水の特性,太陽,月の関係,繁殖行動とを掛け合わせてシーズナルパターンを考えていけば、バスにもう一歩近づくと思います。
 

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シャッド系アメリカンルアーについて

ご存知の方も多いかもしれませんが、アメリカにはシャッド系ハードベイトやシャッド系クランクベイトという分類はありません。基本的にはクランクベイトで”シャッド”と名前が入っているものがそれにあたると思います。
CIMG9656
上から以前紹介したラパラ シャッドラップ SR-9,2番目がSR-04,3番目がバグリー バッシンシャッド,4番目がコットンコーデルCCシャッド。いわゆるアメリカンルアー3大シャッド?ですが、バグリー バッシンシャッドは廃盤のようです。確かに僕も良い思い出がない・・・・・・。しかし2014年現在バグリー社はバルサ材でバルサシャッドとディープダイビングシャッドの2種類を販売しているようです。
何故かわかりませんが、バグリー社はBassProShopsで販売されていないので、他の通販会社からの購入になりそうですが、一度購入して試してみたいです。

 

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バックラッシュを少なくする方法その2

前回に続きバックラッシュを少なくする方法です。
①力で投げずに手首を効かせて投げる。
②釣り始めに糸クセを直す。
③ラインとロッドの角度を保つ

①はグリップにかける指を1本つまり人差し指だけグリップの引き金のようなところにかけます。これはキャストとリーリングを利き手でやっている方は中指までかけたままキャストされている方が多いですが、これでは手首を回しずらく思わず腕で投げようとしてしまいます。そうするといくらマグネットブレーキだろうとバックラッシュしやすくなります。遠心ブレーキであればなおさらです。

②はそのロッドで投げられる最大重さのオモリを使って、数投すれば解消されます。巻き取るときはできる限りテンションをかけてゆっくり巻きましょう。

③は「クランクベイトをリーリングするときにラインとロッドにできる限り角度をつけなければバイトがわかりやすい。」という記事を読んだので、そういうリーリングをされている方もいらっしゃると思います。しかしこれではリーリング時にテンションがかからずゆるゆるの巻き取りになり、バックラッシュを誘発してしまう可能性があります。できれば90°くらいの角度をつけたほうがテンションがかかりしっかりラインが巻き取れます。しっかりテンションをかけて巻けば次のキャストのときに巻いているラインが緩むことがないので、バックラッシュを防ぐことができます。

バックラッシュの原因を探れば、
 ①ラインが出る速度よりスプールの回転速度が速くなる。
 ②ラインの巻きが緩く下のラインが緩んでします。
 ③糸クセでレベルワインダーやロッドのガイドに絡んでしまう。
 ④ロッドを振った時に後ろの障害物にルアーが引っ掛かる。
等あると思います。しかしそれらを一つ一つ解消していけばバックラッシュは限りなく0になっていくでしょう。

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バックラッシュを少なくする方法 その1

ベイトリールを使用している方なら必ず起こると言っても良いバックラッシュ。これを少なくする方法を紹介します。とっても簡単なので是非試してください。
 ①スプール新しいラインを巻く時は始めは特にテンションをかけながらしっかり巻く
 もちろんテンションは本来の意味で「張力」です。ロッドにリールを取り付けて巻く場合、ラインとロッドのバット部を両方握りテンションをかけながら巻いてください。このときラインを持つ手には軍手をしておいたほうが良いです。(摩擦熱や手がラインで切れる場合があるので)
 ②スプールに巻くラインの量を減らす。
 これが最も効果的なバックラッシュ防止法です。スプールのぎりぎりまで巻く方がいらっしゃいますがバックラッシュ多くないですか?

 バックラッシュは釣りのリズムを壊してしまいます。しかし飛距離を出したい=ラインのm数が欲しいという思いはオカッパリアングラーなら誰しもが思うこと。でも自分でキャストできる飛距離以上のラインを巻いてもしょうがないので、出したい飛距離+5Mくらい巻けば十分だと思います。
 ではどのくらい巻けばよいのでしょうか?ある方はスプールの3/4くらいだとおっしゃっていました。今のリールのスペックから計算すると、例えば14LBのナイロンでスプールの巻きmが90mだとします。そうすると67.5m程度になります。僕は50m以上のキャスティング能力は無いので、これくらいの巻きm量でも多いくらいなので、50mくらい巻いとけば十分です。それにスプールいっぱいに巻いた場合よりスプール3/4以下のほうが飛距離も伸びますし、サミング手前で親指に糸がもじゃもじゃする感じもほとんどありません。それにラインももっと有効に使えるので財布にも優しいです。
 順番が前後しますが、①のスプールの巻き始めはテンションを掛けておいたほうがよい理由は、スプールの内側に巻かれたラインが緩むと外側のラインが内側に食い込みやすくなり、その抵抗でバックラッシュが起こりやすくなるためです。これは仕事上の経験ですが、例えばトイレットペーパーを巻くときに巻き始めのテンションを強くしたほうがトイレットペーパーはほどけにくくなります。これはリールのラインでも同じで内側の巻きテンションが低いとスプールからほどけ易くなり、バックラッシュの原因となります。

 バックラッシュが嫌いな方(好きな人はいないと思いますが)、飛距離を伸ばしたい方は是非試して下さい。

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オカッパリの方にお勧めスピナーベイトの簡単なカラーチェンジ

久々のBASS PRO SHOPSで買ったルアーシリーズですが、今回はこれです。CIMG9655
ルアーじゃない、スピナーベイトのスカートです。
オカッパリってできるだけ荷物を軽くしたい、でもいっぱいのルアーを持って行きたいというジレンマがありますよね。そんなときにはこのスカートだけを持っていって、交換すればものの10秒でルアーチェンジ完了(^^)。しかも持っていくスカートの色だけカラーチェンジ可能です。それに何個もスピナーベイトを買わなくて良いという財布にも優しいというメリットもあります。是非お試し下さい。
 近所の釣具屋で売っているシリコンラバースカートの大半が鯛ラバ用で赤系ばかりだったのと、スピナーベイト用もチャートリュース系が多いのでこれじゃカラーローテーションできない、大好きな紫・赤紫の入ったカラーが売っていないためBPSで購入しました。
 
 ちなみにスピナーベイトは音が発生しない部類のルアーです。どこかの有名な方は「うるさいルアー」だとおっしゃっていました。実はほとんど音を発生しないため、ラトルをフック側につけてあるタイプのスピナーベイトもあるくらいです。「うるさいルアー」とおっしゃった方は恐らく着水音が大きいからでしょう。その着水音もマッディウォーターではある程度音が大きいほうが有利なルアーではあります。
 また「大きな波動のスピナーベイト」とおっしゃっていました。しかしながら、ブレートのフラッシング効果でバスにリアクションバイトをさせる類のルアーだと思います。バスが波動を側線や鱗で識別できるかも知れませんがほとんどの魚類(深海魚や洞窟の中の魚を除いて)は目が見えるはずなので、最も重要な情報は目から入ってきていると思います。なのでバスはブレードの回転による光の明滅によりスピナーベイトに興味を示すのだと思います。まぁ釣れれば官軍なので何を言っても良いと思いますが、スピナーベイトは「うるさい」「波動で釣れた」と思うのと、スピナーベイトは「静か」「でも着水音に注意」「フラッシング効果を変えるためにブレードのサイズを変える。」と思うのとでは大きな違いがあると思います。

もしスピナーベイトの事について知りたいのであれば、ヒロ内藤さんのLure the spirit3 スピナーベイト編がお勧めです。

また田辺哲男さんは日本で一番スピナーベイトを分かっている人だと思います。田辺さんのvideoで外れたことが無いのでこのDVDも良いものだと確信しています。(僕が以前持っていたvideoは「スーパースロールール」についてでした。)

トップウォータールアーに適したロッド

 これはトップウォーター特にPOP-Rの名手(もちろん今でも)であるゼル・ローランド氏の推奨ロッドですが、(書籍は1990年代に書かれたものです。)、「ロッドは柔らかいものを使用することにより、早あわせによるバラシが少なくなる。また軽いルアーをキャストしやすい。」と書いています。
 またある人(すみません誰か忘れてしまいました)は「ファーストテーパーのロッドのほうがルアーをアクションさせやすい。」と書いています。
 この話を統合すると、ライト~ミディアムのファーストテーパーのロッドが良いということになると思います。

 僕が今持っているロッドでトップウォーター用ロッドと称されるものは下の1本だけです。
 SMITH トレジャスティック TC-66TP topwater 6ft6in light slow
 これは10年以上前のロッドですが、トップウォーター用のロッドが欲しくて買いました。確かにライトパワーで柔らかくフッキングミスは少ないですが、スローテーパーのロングロッドのためキャスティングの精度(アキュラシー)は落ちます。それにロッドワークがやりづらいです。これは以前ジャーキングロッドで書いた通り、ショートロッドのほうがルアーの移動距離を短くできるからです。またキャスティングの精度もショートロッドのほうが上がります。フッキングミスはロッドに魚の重さが乗ってからフッキングするよう心がければファーストテーパーでもスローテーパーでもあまり変わらないです。

 トップウォーターやサブサフェイスルアー(僕は水深50cmくらいまでのルアーと考えています)はバスのバイトが見えるので、フッキングミスで悔しい思いをすることが多いと思いますが、これがディープダイブのクランクベイトでも、スピナーベイトでも、ソフトベイトでも本当はたくさんのフッキングミスやバスがバイトしても吐き出しているのです。だたそれが見えないから悔しい思いが少なかったり、バイト自体に気づいていないだけです。

 まとめると、トップウォーター用のロッドは、6ft以下のライト~ミディアムパワーでファーストテーパーが良いかと思います。これは以前書いたジャーキングのロッドと同じもので良いと思います。まぁ日本メーカーのロッドでは6ft以下のロッドは皆無ですが・・・・。
ノリーズ

スミス スーパーストライク:優雅にトップウォーターを楽しみたい方にはこちらがお勧めです。ほとんどスローテーパーだと思います。それとグリップは別売のほうが多いので確認が必要です。
 
トップウォータールアーに適したロッド その2
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