バックラッシュを少なくする方法その3

 久々のバックラッシュに関する記事です。以前に書きましたがバックラッシュを少なくするために
①しっかりテンションをかけて巻く。
②ラインを巻く量はスプールの半分くらいで良い。
です。でもどうしても②でラインをスプールいっぱいに巻きたいと思う方や下巻きをしたい方,バックラッシュでラインが内側に食い込む方は
③下巻きのライン径<<本巻きのライン径
を試して下さい。ライン径は差があればある程よいです。
 例えば本巻き(外巻き)でナイロン10lbを使用するならば、4lbくらいを下巻きすればバックラッシュは減ります。もちろん下巻きするときに「①しっかりテンションをかけて巻く。」は守ってください。そしてスプールの左右真ん中で1mくらいラインを出して結んでください。そして本巻きを出した1mの先端で結んで巻いて下さい。
 こうすることにより下巻きがバックラッシュの原因になることを防げますし、本巻きが下巻きに食い込むことも防げます。
 僕は最近下巻きは止めましたが、やっていた当時は2lb~4lbナイロンでスプールの半分くらいまで下巻きしていました。このlbでは下巻きでかなりの量消費しますので300mくらいのものを購入することをお勧めします。



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バックハンドキャストの練習方法

 一般的に右利きが多いので右利きの方の練習方法を書かせて頂きます。バックハンドキャストを練習するのであれば、まず左でサイドキャストの練習をしてください。もちろんブレーキはできる限り強めに設定しておいてください。練習は障害物や近くに人などがいない場所が良いです。距離は気にせずまっすぐ投げる事を意識してください。20投くらいしたら左の手首の使い方がなんとなくわかります。そしてバックラッシュしなくなってきたら、右手でスプールを押さえて、左手もリールを持って両手バックハンドキャストをやってみて下さい。まだ方向性・飛距離共に満足いかないかもしれませんが、以前よりまっすぐ飛びますし距離も伸びます。その後ブレーキを調整していけば、距離が伸びていきます。
 右手だけでバックハンドをやろうとするとなかなか上手くキャストできません。それはテニスのバックハンドと似ていると思います。テニスをやったことがある人だったら分かると思いますが、初心者が片手でバックハンドをやるとラケットの軌道が安定しないためボールをラケットの中心で打ち返すことができない、力が入らないという現象が多々起こります。その結果上級者からダブルハンドでスイングするようにアドバイスを受けることが多いかと思います。これはキャストにも言えることで、バックハンドキャストを片手でやろうとするとロッドの軌道が安定しないためどうしても方向性・飛距離に欠けてしまいます。またキャストの途中で左手でリールを押し出すこともライトハンドルだったら簡単ですが、レフトハンドルだとハンドルが邪魔でできないことが多いと思います。なので始めから左手もリールを持ってキャストすれば楽にキャストできるのです。
 またどうして始めに左でサイドキャストするかと言うと、左の動きを体に覚えさせるためです。極端にいうと左のサイドキャストのフォローとして右手を使うくらいの気持ちのほうが良いかもしれません。
 もちろん左のサイドキャストが上手くなれば右のバックハンドキャストは練習する必要がないと思います。
 以前このブログでも書きましたが、某プロと村田基氏のキャスティングのDVDを観ました。某プロは左キャストで右ハンドルを使用しているため、僕と同じタックルなのですが右利きでいうと右キャストで左ハンドルとなります。このため参考になるのではと思い購入したのですが、ルアーの宣伝ばかりでたいして参考になりませんでした。巷では賛否両論ありますが、キャスティングに関しては村田基氏のDVDをお勧めします。あのヒロ内藤さんも村田氏のキャスティングは絶賛です。但し右利きの人には右ハンドルを推奨していますが、どうしたら飛距離がでるか?正確なキャストができるか?は詳しく解説しています。でも左ハンドルでどうすればよいかということはその解説から読み取ることもできると思います。
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ベイトフィネス:軽量ルアーのキャスティング(マグネットブレーキ限定)

昨日に引き続きベイトフィネスのお話です。僕は今から20年以上前、ダイワのプロキャスタートーナメントPT33Pを使用してチューブに1/16ozのシンカーをセットして20m程度であればキャストしていました。当時使用していたラインは8lbまたは10lbのナイロン(その当時PEはありましたが使い物にならなかったですし、フロロも無かった記憶があります。)
CIMG9700
これが実機です。すでにクラッチがいかれてて使い物にならないのですが、一番バスを釣ったリールなので捨てられないのです(笑)。

 軽量ルアーを投げるコツは以下のとおりです。
1.ロッドはライトパワーのレギュラー~スローテーパー
2.ロッドは短いほうが良い(当時は5.6ftを使用)
3.ラインは巻きすぎない。(当時は半分でも多いくらいでした。)
4.メカニカルブレーキはゆるゆるにしておく(度々釣っている最中にキャップを落としていました。)
5.マグネットブレーキはMAX
6.重いルアーより少し遅めに親指を離す
7.キャスト時のラインは長めにしたほうがよく飛ぶ 
8.ルアー回収時はラインを指で持ってテンションをかけながら巻き取る。

1,2は当時僕は5.6ftレギュラーテーパーと6.6ftエクストラファーストテーパーのロッドしか持っていなかったのですが、断然5.6ftのほうが投げやすくバックラッシュもほとんど無かったです。これはフライロッドやトラウトロッドのように軽量なフライやルアーが投げられるものを想像すれば分かりやすいですが、軽量ルアーはロッドのしなりを利用しないと飛ばないです。そして長さも短いほうがブレが少ないです。
3.は以前紹介したバックラッシュしない方法と同じ理由ですが、軽量だとスプールからラインを引き出す力が小さいためバックラッシュしやすいです。
今のベイトリールは回転が良いので4のメカニカルブレーキはいつもより少しきつめで良いかもしれません。
5.は慣れるまでブレーキはmaxにしてください。飛ばないときはメカニカルブレーキから調整してください。
6.は日頃使っているロッドによっても違いが出ます。僕の比較は6.6ft ex-fast MLと5.6ft レギュラー Lです。
6.6ftより少し遅めに親指を離さないと変な方向に飛んでいきます。
7もフライロッドのイメージです。軽いものをキャストするフライフィッシングはラインを長く出してキャストをはじめます。
8.は次のキャスト時に巻きが緩いとバックラッシュしやすくなるため、できる限りやっておいたほうが良いです。

いきなり軽いルアーや細いルアーは止めたほうが良いです。バックラッシュばかりで釣りにならない可能性があります。少し重めのルアー,ラインも少し太めから始めてみてください。



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バックラッシュを少なくする方法その2

前回に続きバックラッシュを少なくする方法です。
①力で投げずに手首を効かせて投げる。
②釣り始めに糸クセを直す。
③ラインとロッドの角度を保つ

①はグリップにかける指を1本つまり人差し指だけグリップの引き金のようなところにかけます。これはキャストとリーリングを利き手でやっている方は中指までかけたままキャストされている方が多いですが、これでは手首を回しずらく思わず腕で投げようとしてしまいます。そうするといくらマグネットブレーキだろうとバックラッシュしやすくなります。遠心ブレーキであればなおさらです。

②はそのロッドで投げられる最大重さのオモリを使って、数投すれば解消されます。巻き取るときはできる限りテンションをかけてゆっくり巻きましょう。

③は「クランクベイトをリーリングするときにラインとロッドにできる限り角度をつけなければバイトがわかりやすい。」という記事を読んだので、そういうリーリングをされている方もいらっしゃると思います。しかしこれではリーリング時にテンションがかからずゆるゆるの巻き取りになり、バックラッシュを誘発してしまう可能性があります。できれば90°くらいの角度をつけたほうがテンションがかかりしっかりラインが巻き取れます。しっかりテンションをかけて巻けば次のキャストのときに巻いているラインが緩むことがないので、バックラッシュを防ぐことができます。

バックラッシュの原因を探れば、
 ①ラインが出る速度よりスプールの回転速度が速くなる。
 ②ラインの巻きが緩く下のラインが緩んでします。
 ③糸クセでレベルワインダーやロッドのガイドに絡んでしまう。
 ④ロッドを振った時に後ろの障害物にルアーが引っ掛かる。
等あると思います。しかしそれらを一つ一つ解消していけばバックラッシュは限りなく0になっていくでしょう。

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バックラッシュを少なくする方法 その1

ベイトリールを使用している方なら必ず起こると言っても良いバックラッシュ。これを少なくする方法を紹介します。とっても簡単なので是非試してください。
 ①スプール新しいラインを巻く時は始めは特にテンションをかけながらしっかり巻く
 もちろんテンションは本来の意味で「張力」です。ロッドにリールを取り付けて巻く場合、ラインとロッドのバット部を両方握りテンションをかけながら巻いてください。このときラインを持つ手には軍手をしておいたほうが良いです。(摩擦熱や手がラインで切れる場合があるので)
 ②スプールに巻くラインの量を減らす。
 これが最も効果的なバックラッシュ防止法です。スプールのぎりぎりまで巻く方がいらっしゃいますがバックラッシュ多くないですか?

 バックラッシュは釣りのリズムを壊してしまいます。しかし飛距離を出したい=ラインのm数が欲しいという思いはオカッパリアングラーなら誰しもが思うこと。でも自分でキャストできる飛距離以上のラインを巻いてもしょうがないので、出したい飛距離+5Mくらい巻けば十分だと思います。
 ではどのくらい巻けばよいのでしょうか?ある方はスプールの3/4くらいだとおっしゃっていました。今のリールのスペックから計算すると、例えば14LBのナイロンでスプールの巻きmが90mだとします。そうすると67.5m程度になります。僕は50m以上のキャスティング能力は無いので、これくらいの巻きm量でも多いくらいなので、50mくらい巻いとけば十分です。それにスプールいっぱいに巻いた場合よりスプール3/4以下のほうが飛距離も伸びますし、サミング手前で親指に糸がもじゃもじゃする感じもほとんどありません。それにラインももっと有効に使えるので財布にも優しいです。
 順番が前後しますが、①のスプールの巻き始めはテンションを掛けておいたほうがよい理由は、スプールの内側に巻かれたラインが緩むと外側のラインが内側に食い込みやすくなり、その抵抗でバックラッシュが起こりやすくなるためです。これは仕事上の経験ですが、例えばトイレットペーパーを巻くときに巻き始めのテンションを強くしたほうがトイレットペーパーはほどけにくくなります。これはリールのラインでも同じで内側の巻きテンションが低いとスプールからほどけ易くなり、バックラッシュの原因となります。

 バックラッシュが嫌いな方(好きな人はいないと思いますが)、飛距離を伸ばしたい方は是非試して下さい。

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