バスフィッシングの教科書その4 ダグハノンのビッグバスマジック

以前このブログで書いたダグハノンのビッグバスマジックについて調べていたら、彼は2013年3月29日にご逝去されていました。かなりショックとそれだけバスフィッシングから遠ざかっていたのかという複雑な思いでこの記事書いています。詳細は↓
http://www.bassmaster.com/news/doug-hannon-dead-66

さすが日本のバスフィッシング業界らしく、恐らく多くのルアービルダーやプロが参考にされたと思われますが、それらの方々の反応はあまり無かったようです・・・OTZ。
 ダグハノンさんといえば「ムーンクロック」が有名ですが、その基本的な理論も書かれています。僕が釣果の際に必ず太陽と月の動きを記録しているのは、ムーンクロック代わりにバスの活性を知りたいためです。
因みにこの「ムーンクロック」は毎年発売されその1年間の最適釣行日とその時間帯が分かるようになっています。海釣りをされている方は必ずといって良いほど潮汐を調べていると思います。これは淡水でも当てはめることができるそうです。特に琵琶湖や霞ヶ浦・北浦のようなビッグレイク,タイダルリバーは影響が大きいと思います。
 ルアーに関しては、今や日本でスタンダードになっているワッキーリグなども紹介されています。それにビッグバスに適したルアーなんかも紹介されています。まだ読んだことない方は是非読んでみて下さい。以前にも書きましたが、高価なルアーを買うより価値があると思います。

 
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バスフィッシングの教科書その3 バスフィッシング上級者への道

久々に教科書の紹介です。こちらのムックは西山徹さん監修翻訳です。発売年はアメリカで1995年、日本で1999年のようです。僕の記憶ではスモールマウスバスの釣り方を詳細に紹介された本はこれが最初だったような気がします。
 もちろんラージマウスバスも詳細に書かれており、ゼル・ローランド氏がトップウォーターのテクニックや改造方法と改造したルアーの使い方があったり、今や常識となっている冬場のサスペンドミノーの使い方が書かれていたり、僕の大好きなチューブワームについてショー・グリズビー氏がサイトフィッシングで使用しているリグが載っていたりします。

 残念ながら絶版ですし、僕もこの本はスキャナーしてPDFとして所有しているだけです。でも1980年代~90年代の有名バスプロがインタビューに答えて作られたものなので、本当に興味深い内容となっています。

 僕の大好きなチューブワームについてショー・グリズビー氏がサイトフィッシングで使用しているリグがチューブの中にシンカーを入れています。

 もしこれを読んで下さった方でまだ読んでいない方、他の人とはひと味違ったバスフィッシングをしたいと思った方は是非読んでみて下さい。
 因みに目次ですが、
 キャプチャ
こういった内容になっています。僕はこの本とダグ・ハノン氏の「ビッグバスマジック」(こちらもすでにPDF化しています。)も持っていますが以前紹介した「ブラックバスフィッシング 本場アメリカ流バスフィッシングのすべて」と合わせて3冊がお勧めです。この3冊をよく読むと流行に流されない、雑誌記事の内容にだまされない、「あぁこの人これ読んでるなぁー、でも解釈がおかしいんじゃない?」というような感想を持てると思います。

絶版・希少本なので少々高価ですが、下手に高いルアーを5個買うよりこの本を買ったほうが釣れるようになるかもしれません。(この本を買って読んでいるくせに釣果が無い僕が言うのもなんですが・・・・。)

バスフィッシングの教科書その2 DVD

 今日は、DVD 村田基のキャスティングマスターを紹介します。
バス歴だけが長くキャスティングが下手なので、もう一度基本からやり直そうと思い、先月購入しました。
実はもうひとりプロの方のキャスティングのDVDも購入したのですが、キャスティングのDVDというより新しいルアーのプレゼンみたいな内容が濃いためあまり参考になりませんでした。
 しかしさすが長年デモンストレーションをやっているだけあって村田基さんのDVDは非常に丁寧に解説していて、実際私のキャスティングも上達しました。
 ・飛距離が伸びました。
 ・精度が上がりました。
 ・苦手なバックハンドキャストもできるようになりました。
 でもスキッピングはまだまだです。(ラトリンログのようなタイプのルアーはスキッピングが難しいのもありますが・・・・)いつかはマスターしたいと思います。
 またこのDVDでは全てのキャスティングでスーパースロー再生を見ることができます。これが大変参考になります。
 今まで様々なプロと言われる方の動画を観ましたが、キャスティングに関してはこの方がやはりKingです。
 別の動画で村田基さんは、ベイトリールのハンドルとキャスティングについておっしゃっていましたが、左ハンドルで右でキャスティングするとうまくならないそうです。ちなみに僕は左利きで右ハンドルのリールを使用して、左でキャスティングしています。これは僕がバスフィッシングを始めたころ、左ハンドルが店に無かった(特注や取り寄せ)ことから仕方なく右ハンドルを使用しています。このタックル構成でキャスティングをするとリールのハンドルが下に来るので、スナップを利かせてキャスティングしてもハンドルの重さで手首が下がってしまい、距離が伸びないそうです。飛距離を伸ばしたい陸っぱりアングラーは利き手ハンドルのリールのほうが良いかもしれません。
 

バスフィッシングの教科書その1

僕のバスフィッシングの教科書について今日は書こうと思います。

改訂版 ブラックバスフィッシング 本場アメリカ流バスフィッシングのすべて 監修・翻訳 西山 徹 ブティック社

 僕の記憶では1993~94年くらいに発売されたアメリカのバスフィッシングに関する貴重な書籍でした。シーズナルパターンの説明やルアーの動かし方、ロッドの選び方などバスフィッシングについて当時の日本の書籍の数倍詳しく書いていました。まさに目から鱗の内容ばかりでした。
 
 実はこの本、友人に貸したっきり返してもらえず(1997年)、昨年中古本を購入ました。その際に”改訂版”しかありませんでしたが、記憶していた内容とほとんど変わりませんでした。
 ターンオーバー現象、スポーニングの水温、季節ごとのバスの居場所等わかりやすく図解されています。
 この本が発売されて以降ターンオーバーという言葉が一般的になってきたと記憶しています。

 またこの本を読んだ方なら一度はやったことがある”あの”ロッドの感度の見分け方(笑)、釣具屋の店員に
変な目でみられながら「アーーーーーーッ」ってやってましたよね。

 バスが約30年前(英語版は1983年発行)より進化したとは思えないので、もし読んだことがない方がいらっしゃったら読んでみてください。ロッド,リールやラインは現在のほうがはるかに進化していますが、その他の
ことは参考になることが多いと思います。また自称プロのかたの誤りまたは勘違いもわかると思います。

 西山徹さんはお亡くなりになってもう13年になりますが、わかりやすい解説やルアーフィッシングへの情熱は
今でも忘れられません。恐らく日本のバスアングラーの間違った知識・情報を正すためにもこの本を翻訳して下さったのではないかと思います。