ルアーの色 その1

 同じルアーを使ってもカラーで釣果が変わることがあります。いつも昔の話で恐縮ですが、クロー系のソフトベイトでギドバグってのがありました。このギドは以前にも書いたフィネスフィッシングで有名なギドヒブドンのことです。このギドバグは当初かなりのカラーがありました。同じギドバグで友人はナチュラルカラーで、僕はハサミが黄色,ボディが青のラメ入りで、狙いはアシ際でやっていました。友人からは「そんな色で釣れるのかよっ!」って突っ込まれましたが、その日は僕のカラーがはまり爆釣でした。もちろん逆もあります。ゲイリーの4″カットテイルで同じ重さのジグヘッドで釣りをしていて友人の赤は爆釣で僕の赤紫には反応しない・・・。このときは僕が泣きを入れて(笑)もらいましたが、その後は僕も爆釣させて頂きました。似たような話はどこにでも転がっているので経験された方のほうが多いと思います。
 前述は対照的なカラーの違いであり、後述は類似カラーの違いです。ではどうしてこういうことが起こるのでしょうか?ちょっと考察してみましたがそれは次回以降に書いていきます。

 

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ルアーの音と釣果の話

 今から10年以上昔の話で恐縮ですが、当時毎週のように通っていた霞ヶ浦で、GW前後くらいからバイブレーションプラグのリフト&フォールが流行していました。第n次バスブームで、とあるエリアには5mおきくらいにオカッパリアングラーがいてほとんどの人がバイブレーションをジャラジャラ鳴らしながらリフト&フォールしていました。そんな中僕と友人たちは、AR-45というイモグラブ系のノーシンカーで沖のブレイクを狙って釣っていました。その結果は我々が爆釣して回りの人もノーシンカーに切り替えた人はそこそこ釣れました。
 逆の話もあります。全く同じ場所でノーシンカーで釣っている我々を横目にバイブレーションで爆釣している人がいて慌ててバイブレーションにルアーチェンジして釣ったこともあります。
 似たような経験をされた方はたくさんいらっしゃると思いますが、ルアーの音はバスにとってどんなものだろうと疑問に思っていました。しかしとある動画を観てその疑問が解消されました。その動画から分かったことを列記しますと、
 ・ザリガニ等の甲殻動物は体を動かすとカチカチやパチパチと音を鳴らす。
 ・バスの捕食音もカチカチと音がする。(特にフィーディング時)
 ・上の2つはバイブレーションの水中での音と類似している。 
 ・POP-Rのポップ音は小魚の捕食音に似ている。
 ここからは僕の勝手な想像ですが、様々なルアー音はバスにとってライブベイトの音だったり、他のバスがフィーディングしている音であるということです。つまり腹を空かせたバスを狙う釣りです。勿論、プリスポーン~スポーニングの時期は侵入者の排除としてのバイトもあると思います。いずれにしても高活性なバスを狙う釣りと言えるかも知れません。
 ところで、水中の音はどのくらいの距離まで届くのでしょう?。これは海での話しですが、鯨は歌を歌うことをご存知でしょうか?これには流行があってある集団で歌われている歌が数百km離れた別の群れまで伝わりその歌が流行するという話を聞いたことがあります。また音は水中で空気中より約4倍の速さで伝わります。
 これらのことからラトル等の音を発生させるルアーはバスが高活性時に遠くのバスを引き寄せることができると言えるかもしれません。
 蛇足ながらバイブレーションも和製英語です。アメリカではリップレスクランクベイトと言います。但しTDバイブやDUELのバイブがアメリカでも浸透したため、バイブやバイブレーションでも通用するようです。





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ベイトフィッシュの生態 その1 ブルーギル

 「ブルーギル」という魚はブラックバスと切っても切れない関係であると言える魚だと思います。僕は飼育したことが無いのでちょっと調べてみました。
 アメリカでは水の状態を調べるためにブルーギルが飼育されているそうです。どうやらひれの動きで有毒物質の有無がわかるようです。
 また産卵時にはバスと同じように産卵床を作るそうです。そこにメスのギルを迎え入れるらしいのですが、小さなオスはメスのふりをして産卵時に白子をかけるらしいです。なかなか面白い生態があります。産卵期は6~8月です。産卵後はオスが産卵床を守ることが知られています。
 食性は雑食で、魚の卵を食べることは有名です。その他、水生昆虫・エビ・小魚などを食べ、食料が無いときには水草も食べるようです。
 こういうことを調べていくと、先週までバスが釣れていたのに今週はギルばっかりになったとか、春にギルっぽいルアーでバスが釣れるとか、そういう経験との一致があるからちょっと楽しいです。

 ちなみにバスがギルを食べると言いますが、バスはひれにとげがあり小骨の多い魚は好んで食べないそうです。なのでバスの近くで悠々と泳いでいるギルもいるのでしょうね。

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ベイトフィッシュの観察 その1 アメリカザリガニ

 最近あまり見かけなくなったアメリカザリガニ※1。子供の頃、近所のため池や陥落池※2で、竿はセイタカアワダチソウ※3、糸はたこ糸、煮干を糸で縛って釣っていました。
 煮干を入れてしばらくすると、その匂いを嗅ぎつけて池の深いほうから、1匹また1匹と煮干に近づいてきますが、本当にゆっくりとした動きです。そして4~5匹がその煮干を取り囲み様子を伺います。そしてそのうちの1匹が近づいていきハサミを使って食べ始める瞬間にゆっくりと竿を持ち上げゆっくりと岸に引き上げれば1匹釣ることができます。
 このザリガニのサイトフィッシングから得たことはエビの仲間は通常は前進しますが、逃げるときは尻尾を丸め後退します。後退するときは泥をかきあげながらピョンピョン跳ねて逃げるのが多いですが、中には水面に飛び出ることもありますし、水から出て。(陸上に上がるのはザリガニくらいですが)岸の草むらに逃げ込むときもあります。
 これらのことは、僕がバスフィッシングを始めてかなり役に立ちました。どういう場所にベイトフィッシュがいるのか?彼らの行動はどういう格好が捕食行動で、どういう格好が威嚇行動で、本当に逃げるときの速さはどのくらいで・・・・などなど。
 色んな釣りをしたり、水生生物の観察をすることはバスフィッシングの引き出しを増やすことになると思います。釣れないときは是非水辺観察をしてみて下さい。
 ※1 アメリカザリガニも特定外来生物です。
 ※2 陥落池:僕の地元では炭鉱の坑道(トンネル)が崩れて地盤沈下が起こりその窪みに水が溜まって池になったものを陥落池と呼んでいます。
 ※3 セイタカアワダチソウは外来種です。

 

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トップウォーターが釣れる理由

僕は1994年~1996年くらいまでブラックバスを飼育していました。ちなみに当時は合法です。餌は近くの熱帯魚屋から買ってきた小魚やミミズ・モエビ等を食べさせていました。飼い始めは22cmくらいのちびでしたが、1996年には35cmくらいまで大きくなっていました。この飼っていたバスは飼育を始めて、3回目くらいから餌(20~30匹の小魚)を与えると8割~9割の確率で水槽の角・水面に魚を誘導し食べるようになりました。また不意に小魚が水槽の角に来ると猛然と食べに行くこともありました。

 また2000年前後だと記憶していますが、潮来釣具センターで池原で釣れたロクマルが水槽で飼われていました。餌としてデメキン(男性のこぶしくらいのボディだったと記憶していますが)をその水槽にいれるとそのロクマルは約10分くらいかけてデメキンを水槽の角・水面へと追い詰め一瞬で丸呑みしました。

 サイズの違いや飼育された期間の違いがあるとは言え、この2つの事柄は「バスが水槽の角の水面付近で捕食」するという共通点があります。これを実際の釣り場で考えると、バスは「岸際の水面付近で餌を捕食する。」とも言えるでしょう。そして僕自身のトップウォーターでの釣果を思い出すと、アシぎわだったり、護岸ぎわ、水門のきわなどが圧倒的に多い(これはトップウォーターだけではないですが・・・)。そして初めてトップで釣ったときはバックラッシュを直している最中(笑)。今思い出せば、無意識のほっとけと、ラインを微妙に動かすシバリングが功を奏してバスが飛び出してきたのかもしれません。

 ある本でバスは肉食魚の割りに捕食が上手くないと読んだことがあります。また水面は魚の逃げ場が無いためバスに捕食されやすいということも読んだことがあります。ましてや、壁やシャローの岸なんかは魚の逃げ場が無い。つまり捕食があまり上手ではないブラックバスという魚は、水面(シャローの岸や護岸ならばなお良い)にいる逃げ場が無い魚を狙って食べる傾向が強いといえると思います。
 
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